11/16 家庭菜園に生えたヨウシュヤマゴボウでの毛糸の染色、完了。

染めた毛糸とヨウシュヤマゴボウの画像とタイトルテキスト(ヨウシュヤマゴボウで毛糸を染色2024年11月16日)

先日、菜園でヨウシュヤマゴボウの実を採りました。

この見ようによってはお洒落な外見と艶々した濃い紫色の実は、きっと何かやってくれるにちがいない。そう思ってました。

目次

ヨウシュヤマゴボウの実で毛糸を染める

ヨウシュヤマゴボウの実は、染色に使えるのだそうです。

やっぱり使えました! 

でも、しかし。植物全体に毒があるそうです。誤って食べると吐き気や嘔吐、下痢、場合によっては死に至るそうです。皮膚に対しても刺激作用があるとのこと。

全くおすすめできませんね。

でも、やってみたいので注意しながらやってみます。

ちなみに、ヨウシュヤマゴボウは、ヤマゴボウとしてしょうゆ漬けや味噌漬けで販売されているものとは全くの別物だそうです。


色々な方法があるようですが、一番簡単そうな方法を試してみました。

材 料 :  ヨウシュヤマゴボウの実   ウール100%の毛糸   焼きミョウバン   水

11 / 9 にヨウシュヤマゴボウの実を採りました。ちょっと遅かったようで、少ししか残っていませんでした。

保存袋に入れて、手につかないよう気を付けて、実を押し潰しました。

保存袋に毛糸とミョウバン水を入れた画像とテキスト(毛糸とミョウバン水を加えました)

水500mlに焼きミョウバン1gを溶かし、白い毛糸がひたひたに浸かるくらいの量を入れました。

ミョウバンが溶け切っていないことに後で気付いて、その溶けていない濃い部分も入れました。なので、濃度はちょっと怪しいです。

そして、常温放置しました。

6日後の染色の保存袋の画像とテキスト(6日も浸してしまいました)

浸すのは 3 日くらいでいいのに、バタバタしてたら 6 日も経っていました。

ものすごく濃い感じになってます。

もっとショッキングピンクに近い赤みがかった色のはずだったんですが。

ミョウバンの濃度のせいか、浸す日数が長すぎたせいか。

染色済みの毛糸を水洗いした直後の画像とテキスト(よく水洗いしたらこんな感じに)

ビニール手袋をはめ、液が飛び散らないよう注意しつつ、よく水で洗い流しました。

想像以上にかなり濃い紫色です。

完成した染色隅の毛糸と元の毛糸を並べた画像とテキスト(濃い紫色になりました)

一日陰干しすると、こんな感じになりました。

色々な染まり具合の紫色。素人丸出しなのかもしれませんが、これはこれできれいな感じです。

右側は元の毛糸です。

今回はウール100%の毛糸でしたのでそのまま使いましたが、綿など植物由来の糸を染める場合には、染める前に糸を豆乳等に浸すなど、たんぱく質を添加する工程が必要になるようです。

焼きミョウバンを置いている実店舗がない・・・

余談ですが、ミョウバンが近所で買えなくなっていました。うちは田舎なので特にそうなのでしょうか。

まず、ドラッグストア(全国チェーン店)で置いてなくて、尋ねると「ちょっと前まで置いてたんですが」と。

次に地元では有名なローカルチェーンのスーパーで聞いても「ちょっと前まであったと思うんですけど」。

最後に無いとは思いましたが、ホームセンターに行っても、やはり無し。ホームセンターは元々、食用のミョウバンは置いてないらしいのですが。

ミョウバンといえば、ナスの漬物の色出しくらいしか思いつかず、色をあまり気にしない私は全く使わないのですが、今回必要になって買い求めて、どこにも無かったことには少し驚きました。

ここにまた、古き良き日本の食文化が失われつつある…などと感傷的になったり。全然使わないくせに。

実際のところは、「ミョウバンがアルミニウム化合物であるため、アルミニウムの過剰摂取による毒性が懸念される」ということで、購入者減少の可能性もあるし、販売も控えているといったこともあるようです。

結局、ネットショップで購入しました。インターネット、ありがたし。

知らないところで知らないことが起こっていたんですね~。


自然なもので本当に染色できたことに味をしめて、菜園で染色の材料を探すという新しい楽しみが増えました。

最後までお読みくださってありがとうございます。

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