秋の梅干し

梅を天日干ししている画像と容器に保険している画像

毎年、梅干しを作っています。

梅干し作りは、6月下旬に完熟した梅を塩漬けし、後日手に入り次第、赤しそを塩でアクを抜いて梅の塩漬けに入れて赤くきれいに色付けし、梅雨を経て、1年で一番日差しの強い7月下旬から8月上旬の夏の土用の時期に天日干しをする、というのが一般的な工程です。


例年、夏の土用期間に天日干しをしていましたが、今年はいろいろなことが重なって1日しか干せませんでした。いつもこの暑さの盛りの時期に3日ほど天日干ししていました。

梅干しは土用干ししなくてはならないと思い込んでいましたが、実はそうでもないそうで、10月に入って連続して晴れたこの10/11から10/15の期間に梅を天日干しをしました。

目次

梅を干す理由

梅干しを天日干しすると、余分な水分が取り除かれ、殺菌されて保存性が高まる効果があります。また、太陽光線で梅の成分が熟成し、皮は柔らかく、果肉はねっとりした触感に変化し、梅の色も鮮やかになるという効果もあるそうです。

天日干しはあまり寒くなって水分が抜けないというのでは困りますが、水分が抜けて太陽光で殺菌できるという条件がそろうなら秋でもいいようです。

余談ですが、梅干しは必ず干さないと食べられないかといえば、そうでもなく、天日干しせず塩漬けの状態のものを「梅漬け」と呼ぶそうです。これは正確には梅干しではなく漬物となりますが、昔ながらのしょっぱい梅干しの味を楽しめるそうです。

秋の梅干し、実行

10/11~10/15は晴天続きの予報。また、気温もまだ高めで好条件。待ってました!と梅の塩漬けと赤しそをザルに並べて干しました。さわやかな梅の香りが漂います。梅を並べたり、翌朝はひっくり返したり。暑くも寒くもない中で楽ちんでした。最終日は梅酢が入っている容器にラップをかけて一緒に天日干しし、昼過ぎには梅を容器に戻し、赤しそをその上にのせて終了しました。

土用干しの頃なら干す日数は3日で済みますが、秋に干す場合はやはり時間をかけて4~5日干した方がよいとのことです。

天候に恵まれ、無事梅干しが完成しました。

今年も梅干しができました

南高梅が1本あります。しかし、剪定方法がどうもよく分からず、剪定がマズいせいか実が成るときもあれば成らないこともあります。今年は実が成りませんでした。

今年はその上に、春の開花時に長雨がありました。こんなに雨が降って受粉はどうなるのかと心配していたことを思い出します。今年梅を分けてもらった方によると、梅は凶作であった上にカメムシの害もあって、選果基準をかなり下げてお客様に分ける量を確保したとのこと。

いろいろありましたが、とにかく今年も梅干しができたことに感謝です。

最後までお読みくださってありがとうございます。

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