家庭菜園の秋の山椒の実(割山椒)の加工・保存

秋の山椒の実(割山椒)と山椒粉の画像とタイトルとイラスト

10/22に菜園で採り始めた秋の山椒の実。これでとても美味しい山椒粉ができるそうです。

ものは試し!と作ってみました。

目次

割山椒とは

10 月の山椒の実は、外皮が茶色く変色してパカっと割れ、中から艶々した黒い種が飛び出します。この実のことを「割山椒」というのだそうです。

この「割山椒」から黒い種や小さい枝など不要なものを取り除き、外皮を粉にしたものが山椒粉なのだそうです。
この茶色い枯れたような皮が食べられるなんて。


「割山椒」。私はこの言葉さえ知りませんでしたが、検索していると同じ名前で呼ばれる器がたくさんでてきました。割れた秋の山椒の実を模した、三方に深い切れ込みが入った形状で、昔からある器のデザインなのだそうです。

向付けなどに使われ、切れ込みの間から見えそうで見えないところが料理を引き立てるそうで、ちょうど今頃、晩秋の10 月頃から使う器とのこと。自然のデザインを取り込んだ器で季節感を楽しむなんて、素敵ですね。                                                                                                                                                                                                                                                                                                     

山椒粉の作り方

1.

割山椒はさっと洗って、枝や黒い種など不要なものを取り除き、よく天日干しします。

赤くてまだはぜていない状態の実も、洗って天日干ししているうちに自然と割れて種が出てきます。他の不要なものと一緒に取り除きます。

最初は茶色い割山椒の状態でしか使えないと思っていたのですが、いくつかのサイトで赤い実の状態で販売されていました。そこで説明されていた通りに赤い実も収穫して天日干しすると、自然に実が割れて種が勝手に飛び出してきました。割山椒も赤い実も天日干し後は区別がつきません。

[通常は不要な作業]

10/23 ~10/28 の期間に天日干しました。といっても雨の日が多いので軒下で陰干し状態でした。

通常は 4~5 日天日干しということらしいです。今回は陰干しでしたがカラカラになりましたので大丈夫だと思うのですが、雨続きなので念のため、オーブンを使って気休め程度に乾燥させました。

オーブンは香りが飛ばないようにと思い、余熱なしで45度、10分でやってみました。

2.

すり鉢で気長にすって粉にする。

容器に入れて常温保存する。

[今年の反省点]

茶色の皮の内側に白い内皮があります。これも粉にするものと思っていたのですが、取り去るべきもののようです。擦ったあとからザルを通して取りましたが、取りきれずに少し残念なことになってしまいました。

まぁ、白い内皮も栄養のうちということで、今年は良しとします。

始めて作った山椒粉、お味噌汁で少し味見をしたところ、実に良い風味です。干しして擦るだけとは思えません。
今後、これがどんな具合になっていくのか、チョビチョビ味わいながら保存状態なども一緒に観察していきたいと思います。

青い実も山椒粉にできる?

調べていると、青い実も同じく外皮を山椒粉にされている方が。
夏の山椒の方が香りが強いですものね。きっと全く違う、もっと刺激的な山椒粉ができるんでしょうね。これも是非、試してみたいな。来年の夏を楽しみに待ちたいと思います。       


山椒粉は何に使うのか。
正直、うなぎの蒲焼きしか思い浮かびませんでしたが、肉料理や豚汁など脂っぽめのお料理に合うそうです。そういえば、ブリなどの魚の赤だしにも山椒粉をふりますね。

また、七味唐辛子の材料のひとつでもありました。それで七味唐辛子・・・と調べると唐辛子、山椒、アサの実、ゴマに、ケシの実、青海苔、ショウガ、陳皮、シソなどを加えたものとのこと。麻の実はダメなので七味は無理でも、なんちゃって四味、もしかしたら五味くらいは手作りできるかも。今回のちょび~っとだけの山椒粉から、楽しみが広がっています。

最後までお読みくださってありがとうございます。

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